子育てをする上でマイホームは必要だと思いますか?
わたしは、子育てを充実させたいという思いから、一軒家に移り住みました。
子育てをする上で、子どもの安全確保や騒音トラブを避けることを考えると、戸建てに住むことで改善されると思っていたのです。
戸建てに移り住んでよかった点は多数ありますが、少なくても後悔している点もあります。
今回は実際に戸建に住んで思ったリアルを紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 戸建てでの子育てメリット、デメリット
- 家を買って後悔していること
子どもも大きくなり、住んでいる賃貸が狭く感じるなぁ。
子育てするなら戸建てがいいけれど、生活はよくなるの?
建売?注文?どっちがおすすめ?
このようなお悩みのある方にぜひ読んでいただきたいと思います。
戸建を買ったきっかけ
わたしが戸建てを買ったきっかけは、2人目の子どもを授かったことと、子育て環境を変えたかったからです。
当時住んでいたアパートは生活はしやすかったですが、子育てをするには少し不満がありました。
2人目の子どもを妊娠
1人目の子が3歳になるころ、2人目の妊娠が発覚します。
家族3人で過ごすには申し分ない広さのアパートに住んでいましたが、4人家族となると話は別。
子どもが大きくなることも視野に入れ、家を探すことにしました。
まず除外したのは、「マンション」でした。
理由はこどもの声や走り回る足音など、ご近所トラブルを回避したかったからです。
人一倍気をつかってしまう性格なので、マンションには住めないと自覚していました。
ちなみに、生まれ育ちは少し田舎の一軒家でしたので、騒音トラブルとは無縁の環境で育ったのも影響していると思います。
生まれ育った環境によって価値観は違うよね!
子育ての環境
2つ目の理由が「都会すぎて子育て環境に適さなかった」ことです。
親族の持ち家に住んでいたこともあり、家賃は格安でしたが、下記のような理由で子育てには向かない環境でした。
- 最寄り保育園までは自転車で30分
- 交通量が多く危険
- 人の行き来が多く、迷子になりそうで不安
- 週末はどこに行っても混んでる
職場や最寄り駅が近かったこともあり、子どもが生まれる前の暮らしは、天国のようでしたが、子どもが生まれてから都会の子育ての難しさを知りました。
人によっては都会の方がいい!と思うかもしれませんが、わたしには向いていませんでした。
建売住宅を買った理由
家を買う上で「マンション」を真っ先に除外し、建売一軒家を購入。
というより、家を買うと決めた時点で「建売一軒家」しか選択肢にありませんでした。
ここからは「建売一軒家」にこだわった理由をおはなしします。
家に対するこだわりのなさ
家に対するこだわりで主人と意見が一致したのが「不自由なく暮らせたらいい」でした。
部屋の大きさや数、建材のグレードなどや間取りなど、特にこだわらなかったのが建売を選んだ一番の理由です。
唯一条件としていたのが、「どちらかの両親の近くに住む」ということ。
結果的に主人の実家近くにいい家が見つかり、内覧日に即契約をしました。
コストを抑えられるから
建売の場合、工務店やビルダーが建材を一括仕入れ(使用する建材を厳選)しているので、材料コストを抑えられています。
また、間取りに関しても「万人受けする住みやすい間取り」で設計されている家が多いので、元々が住みやすい家になっているのです。
住宅資材メーカーで働く主人から聞きました。
とにかくコストを抑えるため、建売住宅しか探していませんでした。
戸建で子育てして感じたメリット
アパートでの子育てから戸建てでの子育てに変えて、良かったと思うことは2つあります。
- 周囲を気にしなくていい
- のびのび育てられる
結果的に、アパートの狭さから解放されたのが一番のメリットでした。
周囲を気にしなくていい
子どもが走り回る足音やはしゃぐのを注意しなくてよくなったのは戸建てのメリットです。
もちろん早朝や深夜は注意しますが、日中あそび盛りの子どもが好きなことしているのを見ると、心がほっこりします。
また、保育園に通い出すと洗濯物がかなり増えて、洗濯機を回す回数が増えますが、戸建てだと気兼ねなく夜に洗濯機を回せるのもよかった点です。
のびのび育てられる
前項と重複しますが、子どもの好きなように遊ばせることができるのが戸建てのメリットだと思います。
アパートだと狭くなってしまうので、スペースをとるおもちゃを買うことさえできませんでした。
お世辞にも広い家とはいえませんが、アパートの部屋と比べると大きいので、不覚にもおもちゃの数がおのずと増えていきます。
小さいながら庭もあるので、夏は毎週のようにミニプール置いて水遊びができるのも戸建のメリットです。
戸建てで子育てして感じたデメリット
戸建てにしたことでメリットばかりがあるわけではありません。
全ての戸建てにいえることではありませんが、少なくとも家を購入するにあたって「コスト」「建売」を気にした場合、3階建ての家が多くなります。
3階建ての上り下り
住みはじめる前はさほど気にしていませんでしたが、3階の上り下りが辛いと感じます。
例えば、玄関で忘れ物に気づいたとき、3階までの往復が辛いです。
ただでさえ忙しい朝だと地獄に感じます。
また、毎朝3階の寝室で起きて、乾燥までしておいた洗濯物を1階まで取りに行くのも一苦労。
立地や土地の広さにもよりますが、2階建てにすべきだったと後悔しています。
掃除が大変
単純にわがままになってしまいますが、アパートの部屋と比べて面積も部屋数も窓の数も増えているので掃除が大変です。
タダでさえ子どもがごちゃごちゃにするので、リビングダイニングは毎日3回以上掃除機をかけています。
定期的に掃除をすればいいかもしれませんが、2人目が生まれてすぐに仕事復帰したので、なかなかに定期的な掃除時間を確保するのは難しかったのです。
家を買う前にリサーチしたこと
建売といえど、住む地域のことはリサーチしました。
幸い、主人の住んでいた地域の近くだったので、義母や主人が詳しかったのでそれほどリサーチに時間をかけなくてすんだので、ラッキーでした。
ここからは特に気にしたポイント3つ紹介します。
保育園や待機児童の数
子育て世代に人気の地域だったこともあり、保育園に空きがほとんどありませんでした。
とはいえ、周囲に保育園の数が多かったこと、フルタイムで共働きだったことが功を奏し、なんとか入園できました。
引っ越し前に保育園の数や待機児童の数はチェックしておいた方がいいでしょう。
周辺施設の数と距離
自転車圏内に大型ショッピングセンターがあり、最寄りにスーパーが2つ。
コンビニも徒歩5分以内にあるので、便利な生活をおくれています。
わたしは車の免許を取得していないので、移動は基本自転車になります。
生活圏内にこれだけ施設が充実しているので、産休中も困りませんでした。
私のように移動手段がない方は、最寄りにスーパーがあるかの確認は必須だと思います。
地域の治安と道路の交通量
治安はなかなか明確にできませんし、そのときの世代によって変わってくるものです。
ですが、不動産屋さんや仲介業者に聞けばある程度は教えてくれます。
また、子どもが小さいので、将来的なことも加味して下記のような点もリサーチしました。
- 周辺道路の交通量
- 街灯の数(周辺が薄暗くないか)
- 通学路の道路状況
- 中学校、高校までの距離
一生に一度の買い物なので、10年先のことも考えてリサーチした方がいいと思います。
もし買い直せるならどうする
子育てにおいて、戸建てに引っ越してよかったことが多いですが、後悔している点もあります。
ここからはもし買い直せるならどうするか、実際に住んで思ったことを含めて紹介します。
注文住宅も検討する
繰り返しになりますが、我が家は建売住宅です。
建売住宅のメリットとしては以下の点が挙げられます。
- コストが抑えられる
- 間取りや建材グレードは全てお任せで手間がかからない
- すでに完成した家を確認できる
これらを考慮してはじめから「注文住宅」の選択肢を無くしていました。
今考えると、このスタートがダメだった気がします。
いくらこだわりがないといっても、実際に住んでみるとこだわるべきところはたくさんありました。
- キッチンの広さと向き
- トイレのグレード
- 床暖房の範囲
- 玄関の広さ などなど
このように住みはじめると不便なところが必ず出てくるのです。
もし、注文住宅を合わせて検討していたならば、実際に住んだときのことをもっとよく考えて、慎重に住宅選びをしてたのでは?と後悔しています。
タウンライフ家づくり
最近になって、タウンライフ家づくりというサービスがあることを知りました。
家づくりに必要な「見積もり」「土地探し」「間取り設計」「元請探し」をサポートしてくれるサービスです。
こんな人におすすめ
- 建売住宅で家を探していたけれど、希望通りの家に出会えない人
- 忙しくて住宅展示場や内覧にいけない人
- マイホームが欲しいけれど、何からはじめればいいかわからない人
わたし自身、建売を購入した後に、このサービスを知っていかなり後悔しています。
家探しにおいて「建売」限定で探すのはリスクがあり、損する確率が高いことを身をもって痛感しました。
タウンライフ家づくりを使うメリット
- 簡単な入力をするだけで、あなただけの家づくり計画書が届く
- 全国980社以上の優良ハウスメーカー、工務店からの見積もりが届く
- 複数の会社の見積もりから価格や条件の比較ができる
タウンライフ家づくりは無料で利用できるので、「やっぱりなんか違うな」と感じたら、お断りすればOK。
ノーリスクで情報を得られるのでやらない理由が見つかりません。
今となっては後のまつりですが、リフォームの時期が来たときには必ずこのようなサービスを利用しようと心に誓いました。
2階建て以下にする
前項と重複しますが、3階建ては不便が大きすぎます。
- 玄関で忘れ物に気づいたときの往復
- 3階で過ごすとき、1階の物音が聞こえない
- 年齢を重ねたときの階段の上り下りが辛い
もし買い換えることができるのであれば、多少コストが上がったとしても2階建てを選ぶでしょう。
広い庭やガレージを作る
建売の場合コストを抑えるために狭小地に家を立てることになるので、広い庭やガレージは期待できません。
我が家では主人がキャンプにハマり出したので、広いスペースがあったらよかったと後悔しています。
大きめのガレージがあればキャンプ用品を保管しておく場所を確保できるし、広い庭があればバーベキューやお家キャンプを楽しめます。
大は小をかねるので、これから戸建てを買う人は視野に入れとくといいと思います。
まとめ
戸建てで子育てをするにあたって、デメリットもありますが、結果的によかったと思っています。
メリット
- のびのび子育てをできる
- マンションやアパートと比較して騒音トラブルが少なくなる
デメリット
- 家にこだわらなさすぎると後悔する
- 部屋が広くなると物が増え、掃除が大変
マイホームを購入することは一生で一番高い買い物なので、慎重になるべきです。
わたしのように、内覧日に即契約をしてしまうと、後悔がすることが増えるので気をつけてください。